皮膚科

皮膚は全身を取り巻く臓器であり面積が広い分、ちょっとしたことが気になる頻度は高いものと思われます。

湿疹や虫さされ、ニキビ、水虫、アレルギー疾患といった気になる皮膚症状がありましたらお気軽にご相談ください。強い炎症を持つような症状の場合は、30分程度での血液検査も可能です。結果を考慮して治療を行います。また当院ではレーザー治療の取り扱いはありませんが、自宅で出来る美容ケアのご紹介を始めております。ご興味のある方はご相談下さい。

皮膚科医として地域の皆さまの快適な皮膚生活の一助となれるよう、日々の積み重ねを大切に精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

皮膚科医師 柳生理映子

主な疾患の治療法

湿疹・かゆみ

症状に合わせて外用や内服治療を行います。受診前に使用した薬がある場合は内容をお知らせください。
秋から冬にかけての皮脂欠乏症が元となり発症する皮脂欠乏性湿疹に関しては、初秋から保湿剤の外用を定期的に行うことが大切と考えています。

アトピー性皮膚炎

日本皮膚科学会ガイドラインに沿って治療します。ステロイド外用剤の良い面、タクロリムス軟膏の良い面を組み合わせ、保湿剤を併用することを推奨しております。湿疹・かゆみの場合も使用することの多いステロイド剤ですが、強さに応じて5段階に分類されています。症状に適した強さのステロイド剤、もしくはタクロリムス軟膏にて治療を開始するとともに、タイミングを見て使用する外用剤を変えていくという作業に慣れて頂くことも大切かと考えています。

必要に応じて抗アレルギー剤の内服治療も併用します。

アレルギー性接触性皮膚炎

物質が頻回に皮膚に触れ、皮膚から吸収されることで生じるかゆみや ヒリヒリ感を伴う湿疹(いわゆる「かぶれ」)のことをアレルギー性 接触皮膚炎といいます。

この皮膚炎は、特定の物質(アレルゲン)が皮膚に触れた後、体が アレルギー反応を起こす体質になり(この状態を「感作される」と言います)、再度そのアレルゲンに触れることによって引き起こされ る皮膚炎をいいます。また人によってアレルゲンは異なります。現代社会では通常生活で繰り返し種々のアレルゲンが皮膚から 吸収される機会があります。いつまでも、皮膚の赤みが続いたり、茶色く変色したり、治療をしているのに治らない時には身近に原因が あるかもしれないと考えることも必要で、増悪因子となっているアレルゲンを見つけることが大切です。

検査の方法としてパッチテスト(貼付試験)があります。皮膚炎の原因として皮膚に接触する化学物質、日用品、 化粧品、薬剤、歯科金属、食物などが関係していないか どうかを調べる検査です。パッチテストは背部等に種々のアレルゲンを48時間 貼り、皮膚炎と何らか のアレルゲンが関係しているかを確認します。 パッチテストで思いがけないアレルゲンが判明すること もあります。ご自身の生活で注意すべきものを明確にすることができますので、今後の皮膚炎予防にもつながります。

日本人で陽性率が高い原因物質(金属、防腐剤、樹脂、ゴム硬化剤、香料、染料など)が厳選された、パッチテストパネルを用いての検査も可能です。ご興味のある方はご相談ください。

当院では火曜日に貼付、木曜日に1回目の判定を行うスケジュールで行います。

じんま疹

治療は主に抗アレルギー剤の内服薬を使用します。受診の前に内服した薬がある場合は薬剤名をお知らせ下さい。

脂漏性皮膚炎・ふけ症状

皮膚科に携わっていると、顔や頭などのかゆみやフケに悩まされている方に頻回にお目にかかります。この疾患は肌質によって出やすい方と出にくい方がみえます。なかなか治りにくいという特徴もあり、外用薬を主として加療しつつ効果的なホームケアのご相談もいたします。

ニキビ

保険診療(ガイドラインに基づく外用・内服)を軸に行います。

水虫・爪水虫

顕微鏡にてその場で診断出来た場合は治療を開始します。症状に効果のある薬剤を探すことが大切な一歩となります。爪水虫の場合は、内服加療、外用加療ともに選択肢がありますのでご相談の上加療開始となります。
内服する薬剤によっては、厚労省の指導に基づき内服期間中、1か月から数ヶ月毎に血液検査を受けて頂きます。

イボ

ウィルスによるイボの場合
基本的には2週間毎に通院して頂き液体窒素療法にて加療いたします。ウィルス性のものは、更なる感染の可能性があり治療期間が長くなることも多いため、体積を減らすことを目的に貼り薬や外用薬を併用するなど、少しでも治療期間が短くなるように工夫します。

老化によるイボの場合
液体窒素療法にて加療することが多いのですが、症状に合わせてよりよい治療法をご相談してまいります。

水イボ

①シンプルに取る、②麻酔のテープを貼ってから取る、③内服する、④貼り薬を使用する、ほか様々な選択肢があります。
ご家庭それぞれの生活スタイルを考慮しながら治療法を相談します。

帯状疱疹

帯状疱疹は、水ぼうそうの原因である水痘帯状疱疹(すいとう たいじょうほうしん)ウイルスにより発症します。ただし、新たに水痘帯状疱疹ウイルスに感染して発症するのではありません。はじめて水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水ぼうそうとして発症します。帯状疱疹は、過去に水ぼうそうに感染した時のウイルスにより起こる疾患です。体内に潜んでいたウィルスが、免疫力が低下したときに再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し帯状疱疹として発症するのです。

皮膚症状は体の左右どちらか半分に出現する赤い斑点、水ぶくれですが、皮膚症状があらわれる数日前から、同じ部位にチクチク、 あるいはピリピリした痛みを感じる神経痛を伴うことがあります。

軽い痛みで済む方もいますが、皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して炎症が起こるため、強い痛みを感じることも多く、夜も眠れないほど悩まされることもあります。

からだの片側に急な原因不明の痛みを感じたり、同じ場所に赤い湿疹が出た時は、痛みを我慢せず、できるだけ早く皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。

帯状疱疹自体は、1ヶ月ほどでピリピリした痛みが治まり、ほとんどが自然治癒します。痛みが消えた後でも皮膚に痕が残りますが、2~4週間ほどで皮膚症状は落ち着く方が殆どです。

しかし、帯状疱疹で最も問題なのは一時的な痛みや皮膚の痕ではなく「帯状疱疹後神経痛」です。皮膚の軽い違和感を含む帯状疱疹の神経痛は、皮膚症状が消えてもずっと残ってしまうことがあります。普通、痛みは皮膚の炎症に伴うものですが、炎症が消えても痛みの記憶だけが残り、非常に厄介です。神経痛が残るリスクを減らすためにも、自然治癒に任せず、早期治療することをお薦めします。抗ウィルス剤の内服と痛止めの併用で早期治療を目指します。

  • ごく稀に、水ぼうそうに対して免疫を持っていない妊婦にウイルスが伝染し、母体から胎児にウイルス感染する可能性があります。帯状疱疹の発疹がある時は、小児や妊婦との接触はできるだけ避けてください。水ほうはもちろん、水ほう以外の体液、例えば唾液中にもウイルスがいる可能性があります。
  • もし疑わしい湿疹が出た時は、冷やすと痛みが強くなることが多いので冷やさないようにしましょう。
  • 感染症になりやすいため、水疱は破らないようにしましょう。

上記以外でもヘルペス、ウオノメ・タコ、虫さされ、かぶれ、やけど、しもやけ、日焼け、ほくろ、巻き爪、床ずれ、円形脱毛症、乾癬、掌蹠膿疱症、粉瘤、炎症後色素沈着などの皮膚疾患全般を診察いたします。
どうぞお気軽にご来院下さい。

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