内科/血液内科

内科

「どの診療科を受診したら良いだろう」とお悩みになった経験はございませんか? 当院では内科系の疾患について幅広く診療行っており、不定愁訴(なんとなく具合が悪い、なんとなくだるいなど)についても総合的に診断し治療をいたします。

内科医師 柳生友浩

一般内科

風邪、インフルエンザ、肺炎や胃腸炎などの急性の病気、 健診での検査異常相談、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、メタボリック症候群、痛風などの生活習慣病の予防と治療、アレルギー、花粉症、膠原病、甲状腺疾患等の診断治療。動脈硬化などの診断と治療を行います。 緊急を要する場合は高次医療機関にご紹介します。

血液内科

検査

予防接種

健康診断

一般内科

生活習慣病

生活習慣病とは、生活習慣により起こる慢性疾患を指します。重大な病気のリスクが高まり心臓病や脳卒中などに大きく影響を及ぼします。高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病が大きな要因となっており、初期では無症状の場合が多く、症状が出始めたころには病状が進行していることが多いのです。
当院では生活習慣や食事療法などについてアドバイスを行い、患者様にとって適切な治療を考えます。

  • 浜松市検診や雇入れ時検診が可能です。
  • インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンなどの予防接種が可能です。

漢方治療

漢方治療の特徴は、身体の異常をよく観察して自然治癒力を発揮させて治すところにあります。自然治癒力が弱い場合、漢方薬はこれを補います。

漢方治療の効果が期待できる症状

風邪、冷え、ほてり、のぼせ、頭痛、しびれ、むくみ、便秘、下痢、めまい、食欲がない、体がだるい、イライラしやすい など

血液内科

血液内科とは赤血球・白血球・血小板などの血液細胞の異常やその血液細胞をつくっている骨髄の異常、リンパ組織の異常、出血を止めるはたらき(止血・凝固)の異常を対象とする診療科です。

血液のがん(白血病・悪性リンパ腫・骨髄異形成症候群・多発性骨髄腫など)・再生不良性貧血・特発性血小板減少性紫斑病、多血症、本態性血小板血症などといった血液の病気の診断と治療を行います。

当院では、造血器腫瘍や難病などの専門的な血液内科の診療をはじめ、患者さんを全身的にとらえる総合的な診療を心掛けております。

主な症状

  • 赤血球 白血球 血小板の異常(健診等で指摘された)
  • リンパ節腫脹(首などのしこり)
  • 出血傾向(出血しやすい、止まりにくい)

緊急を要する場合は浜松医科大学附属病院・浜松医療センターをはじめとする近隣の総合病院と連携します。

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検査

血液・尿検査

糖尿病、脂質代謝異常症、肝臓病、腎臓病、膠原病、炎症性疾患、貧血などの血液疾患の診断に用います。また、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーなど、アレルギー疾患の検査も行います。
緊急性の高い疾患にも対応できるよう、血算・CRP・生化学の迅速検査機器を設置しています。

当院で当日報告することが可能な項目

血液検査
  • 血算(白血球・白血球5分画・赤血球・血色素量・ヘマトクリット・血小板)、CRP
  • 肝・胆道系(AST・ALT・γ-GTP・LDH・ALP・総ビリルビン、アミラーゼ)
  • 腎機能(BUN・クレアチニン・eGFR)
  • 尿酸、CK、脂質(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール)
  • 血糖、HbA1c
  • 電解質(Na・K・Cl・カルシウム)
尿検査
  • 尿定性
  • 尿中肺炎球菌抗原、尿中レジオネラ抗原
鼻腔・咽頭拭い液検査
  • インフルエンザ抗原

レントゲン検査

胸部や腹部のX線撮影を行っております。
せきが出たり胸が苦しい、息苦しいといった症状の際に行う検査です。それ以外にも健康診断などでも実施します。体の中にある臓器や器官の状況について情報を得ることができます。
胸部のレントゲン撮影であれば肺炎や肺がん、胸水など肺に関する様子を確認できます。また心肥大や胸部大動脈瘤など心臓病の診断にも用いられます。
腹部であれば腸閉塞や尿路結石などの様子を調べることができます。
レントゲン検査はいつでも可能ですので、お気軽にご相談ください。

血圧・脈波検査(CAVI/ABI)

CAVI Cardio Ankle Vascular Index (心臓から足首までの動脈の硬さ)
ABI  Ankle Brachial pressure Index (下肢動脈の狭窄、閉塞)
動脈硬化による下肢動脈の狭窄や閉塞を診断する装置です。また、特殊な指標を用いて患者様の「血管年齢」を表示することができます。

骨密度測定

骨を構成しているカルシウムなどの量(骨量)を測り、骨の強度を調べる検査です。骨密度が低下すると、骨粗鬆症という骨の中がスカスカな状態になり骨折しやすくなりますので、骨密度を定期的に測定することが重要です。
特に女性は、男性と比較して骨量が少ない上に閉経後にはホルモンバランスが崩れ骨密度が低下するため、積極的に検査を受けることをお勧めします。
当院ではレントゲン検査(MD法)を用い、骨密度の測定を行っております。 検査自体は当日お申し出頂いても実施可能です。

予防接種

下記ワクチンについては予約が必要です。

上記電話番号までご連絡ください。

その他ワクチンについてはお問い合わせください。

帯状疱疹ワクチン予防接種について

帯状疱疹は、多くの人が子どもの頃に感染する水ぼうそうのウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus:VZV)が原因で起こります。水ぼうそうになった後もこのウイルスは体の中に潜んでおり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。

帯状疱疹の症状としては、体の左右どちらかにピリピリとした痛みがあらわれ、その部分に赤い発疹が出てきます。痛みは徐々に増していき、夜も眠れないほどの強い痛みが出ることもあります。50歳以上で帯状疱疹を発症した人の約2割は、皮膚の症状が治った後も痛みが3ヶ月以上続く帯状疱疹後神経痛(postherpetic neuralgia:PHN) になると言われています。また、頭部から顔面に帯状疱疹が起こることもあり、目や耳の神経が障害されるとめまいや耳鳴りといった症状が出たり、重症化すると視力低下や失明、顔面神経麻痺などの重い後遺症が残る危険性もあります。

50歳以上の方は帯状疱疹を予防するためのワクチンを接種することができます。これまでは水ぼうそうの予防にも使われている水痘生ワクチンが使用されてきましたが、2020 年1月に新し い帯状疱疹ワクチンである「シングリックス」が発売となりました。

シングリックスは2ヶ月間隔で筋肉内に2回接種しますが、2回目の接種が2ヶ月を超えた場合であっても、遅くとも1回目から6ヶ月後までに接種する必要があります。シングリックスの帯状疱疹に対する予防効果は、 50歳以上の方で約97%、70歳以上の方で約90%と報告されており、水痘ワクチンよりも有効性が高いと考えられます。また、水痘ワクチンは生ワクチンのため、他のワクチンを接種する場合は、 27日以上あける必要がありますが、シングリックスは不活化ワクチンのため、6日以上あければ他のワクチンを接種することができ、 免疫抑制をきたす治療を受けている方などでも接種が可能です。シングリックスを注射すると、体の中で強い免疫を作ろうとする仕組みが働くため、多くの方に注射部位の痛みや腫れがあらわれますが、副反応の多くは3日以内に治まります。

シングリックスは2回の接種が必要で、水痘ワクチンと比較すると接種費用が高額となりますが、50歳以上のいずれの年齢層でも高い帯状疱疹予防効果が示されており、帯状疱疹後神経痛(PHN)の発症を減らす効果も期待できます。帯状疱疹に対する予防接種をご希望の際は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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子宮頚がんワクチンについて

子宮頚がんは、子宮の入り口部分(頚部)にできるがんで、子宮頚がんの約90%以上がヒトパピローマウイルス(以下HPVと略)感染によって起こることが明らかになってきています。

HPVは、性交渉により感染するウイルスで最近では、性交渉年齢の早期化を理由として、若年者(20-30歳)にも子宮頚がんが多くなってきています。

予防法は、HPVの感染を防ぐことに尽きるわけですが、HPVは一度でも性交渉経験のある女性なら生涯に感染する確率は80%以上とされる、ごくありふれたウイルスです。ほとんどの人は、感染しても自己免疫力などで回復するのですが、0.1%程度の割合で癌化していまいます。 そのため、子宮頚がんを防ぐためには、子宮頚がんワクチンを受けていただくことが非常に重要です。

HPVには100種類以上の型があり、シルガード9は、発がんリスクの高い6、11、16、18、31、33、45、52、58の9つの型のHPVによる感染を防ぐワクチンです。 12-16歳での接種が推奨されています。HPVには何度でも感染する可能性があり、感染すればそれだけ発がんのリスクが増えるため、16歳以上の方にもワクチンは有効です。

シルガード9の接種スケジュールは、14歳以下の場合は、初回接種(1回目)、6ヶ月後(2回目) 15歳以上の場合は、初回接種(1回目)、2ヶ月後(2回目)、6ヶ月後(3回目)に通常、腕の筋肉内へ注射します。80〜90%の予防効果が得られます。 接種後、30分程度クリニック内で安静が必要です。 2013年度から定期接種となり、小学校6年生から高校1年生相当の女子は無料で接種(公費助成)することができます。キャッチアップ接種も可能です。

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インフルエンザワクチン問い合わせ Q&A

Q1.インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか?

  • 例年12月~4月頃に流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えます。12月中旬までに接種を終えることが望ましいです。

Q2.インフルエンザワクチンの効果は?

  • インフルエンザワクチンの効果が現れるまで約2週間かかり、約1ヶ月で頂点に達します。効果の持続期間は約5ヶ月です。

Q3.少し風邪気味ですが、接種は可能ですか?

  • かぜの症状がみられる場合には改善してからの方が無難です。
    症状がある場合は、診察を受けたうえで判断したほうがよいでしょう。37.5度以上の発熱がある場合は接種不可です。

Q4.授乳中ですが、接種は可能ですか?

  • 可能です。
  • Q5.妊娠中は接種は可能ですか?

    • 基本的には可能です。
      妊娠中の予防接種に関する特別な副作用の報告はなく、たとえ妊娠初期に接種したとしても、胎児に異常が出る確率が高くなるというような報告もありません。
      また、妊娠中にインフルエンザにかかると重症になりやすく、その結果流産・早産が起こる可能性があると言われています。ただ、妊娠中は体質の変化によりワクチンによるアレルギーなどの副作用が出やすくなっている可能性があるため、すべての妊婦さんに対して積極的に接種をお勧めすべきかどうかが議論のあるところです。 まずご家族に予防接種を受けてもらい、家庭内での感染を防ぐ努力をすることも重要です。
    • 妊婦さんで積極的に接種をお勧めする場合
      ・糖尿病、心疾患、喘息ほか呼吸器疾患等の持病のある方
      ・ふだんから風邪をひきやすく、一度ひくと長引きやすい方、高熱が出やすい方
      ・インフルエンザ患者に接する機会のある方(医療従事者 幼稚園 保育園の勤務者)
    • 妊婦さんで慎重になるべき場合
      ・アレルギー体質の方
      ・妊娠14週未満の方
    • Q6.インフルエンザワクチンと他の予防接種の接種を検討している場合、接種間隔はどのくらいあければ良いですか?

      • 接種したい予防接種の種類によって投与可能な間隔が異なります。
        生ワクチン:(MRワクチン おたふく 水痘ワクチンなど) 接種後、次の予防接種まで4週間以上あける
        不活化ワクチン:(肺炎球菌ワクチン B型肝炎ワクチン インフルエンザワクチンなど)接種後、次の予防接種まで1週間以上あける。
        インフルエンザワクチンは不活化ワクチンですので、接種後1週間経ちましたら次の予防接種が可能です。

      可能な限り予約なしの当日の接種もお受けいたしますが、ワクチン在庫量によっては当日の接種を承れない場合がございますのでご予約をおすすめします。

      対象は中学生以上、料金は1回4,000円です。

      65歳以上で浜松市在住の方は自己負担1,600円です。

      キャンセルの場合はご連絡下さい。

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健康診断

予約制となります。
浜松市特定検診、定期健診、雇い入れ時検診なども承ります。
特定検診以外の、通常の定期健診・雇い入れ時検診については、検査結果を当日報告することも可能です。お電話または受付までお気軽にお問い合わせください。
当日は脱ぎ着しやすい服装でお越し下さい。
採血検査・心電図検査のある方は、なるべくワンピース・ストッキングを避けて頂けると滞りなく検査が出来ます。
社会保険の特定検診は、当院ではお受けすることができません。

当日報告することが可能な項目

身体計測/尿一般/血液検査【中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、空腹時血糖、HbA1c、肝機能(AST/ALT/γ-GT)、クレアチニン、貧血(赤血球・血色素量・ヘマトクリット)】視力検査、聴力検査、心電図、胸部レントゲン

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